ごはん日記

crayola2005-04-24


 日曜は、ぐうたらな僕でも、夕ご飯を作る日です。今年の目標は、週に一回はごはんを作ることと決めています。今日は、初めて、牛すね肉を使った、パスタを作ってみました。はてなのブログで写真を使える事をすっかり忘れていたので、ワインだけの写真になってしまいました。でも、このワイン、びっくりです。食材には(特に野菜)不足していないこの田舎でも、こういったフランスワインは、おったまげるほどお金を出さないと、手に入れる事が出来ませんが、(とは言っても、僕の限界が2000円なのでどだい無理な話かもしれませんが)1000円ちょっとのワインですが、凄いです。口に含む前に、香りだけで止まってしまいました。レンゲ畑のような、甘い香りがします。いつまでも、その匂いを味わいたくて、肝心の料理の方が疎かになってしまいそうです。で、今日の料理ですが、

 サラダは、地物の鱧(ハモ)を日本酒で蒸してそれに国産セロリと皮を剥いたトマトと細い隣近所で作っている茹でアスパラに、ドレッシングはオリーブオイルとレモン汁にパセリを加えたものを絡めました。これは、本に中華で載っていましたが、白身魚がタラとかだったので、自分風にアレンジです。ハモがめちゃめちゃ美味いです。このサラダは水っぽくならないようにする工夫をすることが美味しくする秘訣です。

 スープは、これも地元産のなすを食べる為に、ちょっと早いですが、夏風にベーコンと玉ねぎをいためてそれに人参を加えてトマトを加え、塩で少しアク抜きをした輪切りのなすを加え、クミンで香りをつけた、夏野菜スープにしてみました。冷製に向くかどうかわかりませんが、冷めても美味しいスープです。

 そして、パスタですが、牛すね肉を買って、細めに切りそれに強めに塩と黒胡椒をまぶして、スフリット(玉ねぎ、セロリ、人参を包丁でみじん切りよりも、出来る限り細かく切ったもの)を炒め、鍋にうつしてから、フライパンにオリーブオイルでニンニクをじっくりいためての香りを出した油で、肉を両面焼きます。そのフライパンにワインを2カップほど加え、鍋に移し、ブーケガルニを入れて、2時間ほど煮込みます。途中で水分が少なくなったら水を足します。最後に木しゃくしで肉をつぶしながらパスタのソースに仕上げました。コラーゲンたっぷりで美容にも良さそうです。今日はペンネに合わせてみましたが、とっても美味いソースなのに、すね肉がグチュグチュとなって粘りがあり、ペンネとは合わないようです、ちょっと研究の余地がありそうです。

 ワインですが、最後迄結局飲んでしまいました。香りのないワインにありがちな飲んでいると渋くて飲むのが苦痛になるワインと違って、飲むほどに葡萄の美味しさを感じるワインです。恥ずかしいですが、しまいまで飲んでしまうのがあまりに惜しいので最後の一滴を飲み干すのに数分はかかりました。
それも、そのはずです。このワインはオーガニックワインといって、有機栽培で当然無農薬の畑で作られたワインで質の高い葡萄を作るのを重点においた作り手によって生まれたワインです。最初の香りは花畑のようであり、飲むほどに葡萄の美味さに酔いしれてしまいます。僕はいわゆる、黒すぐりとか、カシスの香りとか、ブルーベリーの香りとかわからないのでストレートに表現しますが、今日のワインとっても良かったな。

M.Chapoutier社 Coteaux Du Tricastin 赤 

http://www.chapoutier.com/chapoutier/gb/default.html 2002とラベルが違う?