ほぼ、20年ぶり

 仕事で、車で走っていると、NHKFMで、レナード・バーンスタインのウェストサイドストーリがかかっていました。20数年ぶりに聴いたような気がします。

バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリー(全曲)

バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリー(全曲)

持っていませんが、多感なロウティーンの頃に映画を見て、曲も学校の音楽の時間に聴いたので、よく覚えていました。シャーク団のテーマや、マンボと叫ぶ曲、ラブソング マリアなどは、今聴いても良いです。しかし、この曲の構成力というかコンポジションの力は凄いです。あの指をならしながら低い姿勢で踊る情景や乱闘のシーンが迫ってくるような音像、凡百のジャズなど、ぶっ飛んでしまいそうな、キャッチーなメロディ、クラシックの名作としてしか知られないのはとてももったいない気がします。この曲がクラシックとポピュラーミュージックの架け橋になったとは思いませんが、オーケストラを使ったミュージカル用の音楽がここまで出来ることに驚いた人は多かったのではないでしょうか?ちなみに、音楽の授業で、聴かされたクラシックの曲で覚えているのはこの曲だけでした。同級生たちは、ホルストの「惑星」の方が好きみたいでした。数年前にこのなかの一曲がヒットしましたが、この組曲なんか大げさで、あまり内容のないヨーロッパのプログレみたいでださいので嫌いです。いまの学校の音楽の時間は何を聴くのでしょう?