ギターロックで、ラウドで、アングラで、そしてちょっとヤバくて、カワイくて、東北的
どうも、特集みたいにしないと、音楽について書けないという事は、新しい音源について、意欲的でない事を露呈しているみたいですが、最近の僕の趣向は、「ラウドでヤバい音楽」のようです。
なので、リサイクル書店の事を考えながら、そんなラウドで、ヤバい音楽を聴いていました。
すると、全然意識してなかったのだけど、僕にしては珍しく、日本の、アーティストになったので、また、ちょっと特集です。
僕が、日本のロックに求めているのは、「ギターロックで、ラウドで、アングラで、そしてちょっとヤバくて、カワイくて、東北的」のようです。
メインストリームや、お洒落な音楽や、歌詞や、雰囲気を大事にしている、邦楽は買う事も出来ないみたいです。
日本のアーティストも最近は洗練された、良い音楽もあるのですが、なぜか、食指が動きません。それは、多分、日本のアーティストにそんな洗練されたものを求めていない事を意味しているのでは無いかと思うのです。
ゆらゆら帝国は、そんな日本のアーティストでも、とても好きなバンドです。ゆらゆら帝国の坂本は、イエローモンキーのボーカル並みに唄が下手なのですが、ソリッドなギターの、アブナい歪み方や、破壊力は抜群。
亀山千代のベースの、たたずまいも、ただ者ではありません。サイケでプログレ。を一緒に演奏出来る才人です。
3ピースのバンドと思えない程の、音圧の強さは、裸のラリーズの流れも汲んでいて、僕を覚醒させます。
そして、坂本の歌詞、ミクロな視点、日常の見方は、かわいくて、僕から見ると東北的、東北的ということに対しては、うまくまとめられませんが、太宰治や寺山修司、暗黒舞踏の土方巽と同じ匂いがするのです。
実は2003年ベストアルバムだったこのCDしかも1050円でした。
フランク・ザッパのように、考えてライブを編集し、いけないほど音圧をあげたCD。近所迷惑でも大音量で聴きたいアルバムです。