インフルエンザやっと治りました。

 インフルエンザやっと治りました。どうやら、僕はA型にかかり易いようです。今週から仕事もできる様になりました。


 病気自慢をするのは嫌いなのですが、今回のインフルエンザに罹って色々と思い出す事や、知る事があったので、書いてみます。


 僕はインフルエンザには免疫が無く、流行るとほぼ2年に一度くらいの確率で罹るのですが、7年前に28才の時にひどくこじらせてしまい喘息になってしまったことがあります。その時の、苦しさを知っているので、なるべくこじらせない様に、風邪をひいたらとりあえず、休んで、寝て、しっかり食べて水分を摂るというのを守っています。なので、熱が下がるまで完全に引きこもり状態でした。
 そんな、引きこもり生活でしたが、罹って2日目の夜、熱がピークに達し、滅多に出ない39℃ちかくになり、関節は痛いわ、頭はがんがんするわ、寒いわ、で最悪の状態でした。当然寝れないのですがそんな状態になると、子供のときは悪夢を良く見ました。何故か、ほぼ同じ夢だったので、「あーまたか」と思いながら、夢の中でも苦しんでいました、その夢とは、汚い連想で悪いのですが、要は、大きな生き物の腸の中にいて、何故かテーブル付きのビーチパラソルに僕は座っているのですが、大きく壁の様になった排泄物(要はうんこね)に押しつぶされるというのを、延々とループするという夢です。(キューブリックのシャイニングの予告編のような怖さです)でも、排泄物にまみれた事は無いので、排泄物が、身体につくということは無いのですが、(笑)
 だけどその、押しつぶされる瞬間の感じは夢の中とは言え、つらくそして恐ろしいものでした。そしてそのような、夢を見た後でも、ミクロとマクロが逆転するような、夢を見続けて苦しむのです。僕は、ミクロとマクロが、逆転するような夢をよく見たのですが、恐ろしかったのが、それだけにとどまらない事があったからです。
 それは、そんな夢から覚めてもその感覚が消えず、空気がそこに貼り付いている様な嫌な感じを残し、それまで、全く感じなかった空気が急に質量を帯びて浮かんでいるように思えます。そして、自分がひどく巨大な存在に変化し、内面は自分なのに、外側は自分ではないという、奇妙な感覚に襲われます。ただ、自分が大きく感じられるだけなら特に問題は無いのでしょうが、そのうち空気の粒子に質量を感じるようになり、深海にいる様な強い圧力の世界に引き込まれ、空気の粒子の質量と重さでついには動けなくなるのです。オカルトな話は好きでは無いのですが、世間一般的にそういうのを金縛りというのかもしれません。そんな状態が続き、苦しみ始めると、自分が巨大になったのではなく、身体は元々そのままで自分という意識がひどく小さな存在に矮小されているという感覚にも襲われます、そうなると余計に、空気の質量が重く感じられ、苦しさは倍増します。その間、身体は硬直しているので、身体に縛られている意識が起き上がろうとして果たせず、悲鳴を上げそうになるのですが、当然身体はいうことをきかないので、声を上げる事すら出来ません。そのような状態をくり返して、数分後か、もしかしたら数十分後かもしれませんが、やっと身体は解放されるのです。きっと、我慢して意識を高めると、遊体離脱なんてことが出来たのかも?と思いますが、子供の頃のことなので、苦しみから解放される事の方が先です。
 超常現象かなとも思ったりもしたこともありますが、今はただの医学的に解明できる身体的な金縛りだと思っています。


 苦しかったけれど。そんな体験を風邪や異常に疲れたり、緊張した時になったのですが、もう、35です。今はもうそんな事は無いと思っていました。が、2日目はプチ的になったのでした。
 その時見た悪夢も、今考えると面白かったので、それについては明日。