ガレージでNYパンクでブリティッシュロックな レイザーライト

 オラにとっては、久しぶりの新譜。と言っても、2年前のCDだったりしますが、古本屋で見つけたときは即買いでした。
 レイザーライト、WEBで視聴してカッコいいなと思っていたのですが、例によってすっかり忘れていて古本屋で見つけて思いだしたという体たらくらくですが、このバンド、ガレージでNYパンクで、ブリティッシュロックというロックのオラ的にカッコイイ部分を全部併せ持ったサウンドを聴かせてくれます。
 ジャンル的には全部好きなので、オラがハマらないわけないでしょう。
 で、それぞれ説明すると、ガレージなところいうのは、右脳でそんな感じがするというのが一番大事だと思っているので、方法論ではなくいきおいなのですが、NYパンクはテレビジョンのトム・ヴァーレンみたいな鶏声、(のどを絞った感じがするという意味)で、テレビジョンに絶対影響を受けていないといわせないようなナチュラルなディストーションのエレクトリックギターサウンドとカッティングの切れ(これが良い)がカッコイイ。
 ドラムもNYパンク的で必然のようなドラムセットのシンプルさ、だからこそのタイトなドラム。手数も計算されたシンプルさの中にもセンス。良いです。
 そして、ブリティッシュなところは、U2のボノのように叫び、はてまた、ネオアコの旗手 アズカメのロディ・フレームを思わせる様な情緒を持ったボーカル。ストレートなロックに見せかけて、テレビジョンのように一筋縄ではいかないセンス。脱帽です。
 刺激的という意味では、蜂が刺す様にという程ではないですが、ブリティッシュロックの新星としての登場の仕方はイケてる気がします。

アップ・オール・ナイト