本当の天才

 FMで、スティービー・ワンダーの ユー・アー・マイサンシャインがかかっていました。昔はなんとなく、べたな感じがしていてすきな曲ではありませんでしたが、今聴くと、良質な音と、シンプルな構成で耳に心地よいです。

トーキング・ブック

トーキング・ブック

 スティービー・ワンダーはこの頃から、エレクトリックベースは入れずシンセベースを自分で演奏する方法をとっています。アナログシンセなので、詳しくはわかりませんが、アタック感が出ませんので、ドラムとリズムを合わせるように弾いています、それが、昨日の続きではありませんが、少しドラムンベースみたいに聞こえるので、新しい発見です。1年後の作品  Innervisions (1973)は、どちらかというと、ベースのメロディがはっきりしているので、そんな事には気がつきませんでした。しかし、トーキングブックは22才、ソウル史、音楽史に名を残す傑作 Innervisions を作ったのが、スティービー・ワンダー23才の時なんだよね。こういう人を本当の天才というのだろうな。