スティーブ・アールのタペストリー

 Transcendental Blues

 ブラックミュージックをさかんに聞いていた若い頃は、絶対に聞かないと心に誓っていたカントリーミュージックですが、、グラム・パーソンズを聞いてから、雪解けになり、残念な事に、今のブラックミュージックに殆ど興味が持てないようになってから、ここ数年くらいは、アメリカーナと呼ばれる、新しいカントリーロックに少しだけはまっています。スティーブ・アールSteve Earle もそのうちの一人、今日はスティーブ・アールの2000年の傑作アルバム"Transcendental Blues"を聞いています。メロディも素晴らしく、ロック的なネタも多いので、よく、ターンテーブルに載りますが、ワイルドそうな歌声の割に優しげで尖った印象のない彼のボーカルが好きです。ドクター・ジョンや、レオン・ラッセル牛心隊長の系列の歌声ですが、だみ声系列の人は、アメリカンルーツミュージックを掘り下げる傾向にあるのかな?前掲の彼ら、すべからくキャリアの中で、一度ならずプログレッシブな試みをしていますが、そう考えると、ルーツを掘り下げる作業と、最新のレコード技術とスタジオワークが、合わさると必然的にプログレシッブになるのかな?
 二つの発見をしたので、ちょっと、だみ声アーティスト特集なんてしてみようか。どうせ、気まぐれになりそうだけど、そして、僕の部屋はクーラーが無いので、居間では、LPレコードが聴けないので、無理かも。ドクター・ジョン レオン・ラッセルはレコードが中心なので。