だみ声は、ルーツミュージックを掘り下げる 3 ドクター・ジョン

crayola2005-07-27

 Brightest Smile in Town
今日も、クーラーの無い部屋で、少しだけ暑さを我慢しながら聴いています。だみ声特集も、3回目ということで、少し軽めなセレクトのつもりです。ドクター・ジョンというと、15年くらい前、うじきつよし中村江里子で放映していた、カルトQというクイズ番組で、なんの特集か忘れましたが、ドクター・ジョンの問題が出て、「ドクター・ジョンの本名は?」と、出題されて回答者より速く「マック・レベナック!」と答えて悦にはいっていた事を思い出します。そんなことは、どうでも良いですが、今日のドクター・ジョンのアルバムは、弾き語りだったり、ソロピアノだったりする、アコースティックなアルバムです。アメリカンルーツミュージックを掘り下げるタイプの音楽では、ありませんが、ジャズもりっぱなアメリカンルーツミュージックということで、とってもジャズ的なアルバムを選びました。彼のアルバムを聴くとき常に考えてしまうニューオリンズR&Bとの関連は希薄ですが、日曜や、深夜一人で居るときなんかに聴きたくなる、隠れた佳作だと思います。彼のピアノの腕は素晴らしく、ちまたのジャズミュージシャンに全くひけをとりません。それに、ユーモアというか、吃りの語り口というような、おもむきがあって、セロニアス・モンクのように聞こえる事も。(ジャズスノッブのお歴々にバカにされそうだけど、モンクをきちんと理解していないのはそっちなので全然平気)
 そうそう、カルトQで、思い出しましたが「裸のランチ」が映画化されたということでウィリアム・バロウズ特集というのがあったことがあります。でも正解率が10%くらいだったのを思い出しました。あまりにカルトすぎるのも禁物です。