ブログ? チャールズ・ブコウスキーの日記

 最高のブログ的日記を見つけました。チャールズ・ブコウスキーの「死をポケットに入れて」です。EMシオランのような、呪詛でいっぱいなのに、何でか読んでしまいます。ここには、おかしな偏屈で見栄えのしないオヤジが、いろんな事にモンクつけているだけなのですが、嘘を言っていないので意見を鵜呑みにするかどうかは別にして共感を覚えてしまいます。作家として大成したのは、老人と言える年齢になってからですが、なんか、スゴいパワーを感じてしまいました。こんな、ブログ(日記)が書けるようになりたいな。作家評がすごくて「ドフトエフスキーは、ロリータ趣味、フォークナーは気難し屋で、口臭がひどい、ゴーリキーは、隠れてこそこそと酒を飲む酔っぱらい。ヘミングウェイは密かに、バレエの練習をしていた男」とか、書いていたりする。ご名答かどうかは知りようなないけれど、当たってるかも。
死をポケットに入れて