目に見えるものと見えないもの 紫外線の怖さ

 県の施設に、子供の城というのがあって、家から3kmくらいしか離れていないのですが、そこに、エコハウスというのがあって、屋上緑化や、リサイクル商品や、住居の熱効率について、展示しています。そこから野鳥も観察することが出来ます。その、子供の城の遊具広場で子供達と遊んだいたら、放送があって、エコハウスで、紫外線や、耳に聴こえない超音波を、体験できると放送があったので、行ってみる事にしました。最初はうちら1家族しかいなかったのですが、後から3家族加わりました。まず、紫外線を計る機械があって、紫外線を出す蛍光灯に反応していました。そこで、子供達にもわかる様に、そこの先生が説明してくれたのですが、紫外線には3種類あって、波長によって、ABCと分かれています、Aは日焼けの原因になり、オゾンがあるかないかに関わらず、地表に到達します。Bは、有害度が強く、皮膚がんになる有害な紫外線です。Cは、その存在すら知りませんでしたが、今迄は、全く地表に到達しない紫外線でしたが、オゾン層の破壊により、微量ですが地表にまで到達しているそうです。別名、殺菌紫外線と呼ばれていて、それを、そのまま浴びているとかなり有害だそう。その後、子供達と絵を描いて、その絵の一部分に紫外線を受けると黄色くなる絵の具を塗り、ラミネーターで、覆ってから外に出すと、あら不思議、黄色くなりました。紫外線は、ガラスは通しますが、同じ透明でも、アクリルは通しません。0になります。なるほど、プラスチックが日に焼けるわけだ。そのことも初めて知りました。
 ぼくらは、見えるものを、信じて生きていますが、見えないものに注意しないといけない事を今更ながら気付かされました。目に見えないものの一つ二酸化炭素京都議定書に代表されるCO2問題はどうでしょう?超大国である、アメリカの非協力的態度、そして、今迄経済成長してこなかった国の急激な成長に対する環境への懸念。南北問題や戦争による環境破壊。そしてオゾンホールの拡大。個人レベルでは出来る事は限られていますが、取り返しのつかないようになる前に、知っておかなければいけないこともある様な気がします。

 紫外線教育研究所
 京都議定書