チャーリーとチョコレート工場 笑っちゃうウンパルンパの唄

 今日は、家族みんなで映画を見に行きました。観た映画は、チャーリーとチョコレート工場ティム・バートン監督でジョニー・デップが出るおとぎ話となると、あのシザーハンズを思い浮かべます。あの映画も、笑えて悲しくてとてもファニーな映画でしたが、今日の、チャーリーとチョコレート工場も、楽しい映画でした。例えが悪いのですけれど、江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」の理想郷がお菓子で再現されたような、不思議なキッテュさに溢れていて、見るものを飽きさせませんでした。あのティム・バートンの独特のリアリティが薄いけれど、鮮烈な色や、造形物の独特な、歪み方、ファンタジーなんだけど何処かグロテスクでけれどカワイイみたいな世界は全く変らず、ちょっとだけ彼の映画ファンの僕としては嬉しい映画でもありました。それと、ジョニー・デップの、不思議な演技。シザーハンズや、スリーピーホロウの危うげな変さ加減が、板について確信的「変」さに変っていて、自分から進んでキャラクターを作ったみたいに見えました。
 でも、今日の映画で、笑ったし楽しかったのは、小人達ウンパルンパの唄、4人の子供達が次々とリタイヤするのですが、その度に唄う唄が最高、ちょっとラテン系の荒井注みたいなおじさんが、CGで沢山になり、面白い唄を唄う、唄も結構よくて、サントラ買っても良いかもと一瞬思ったくらいです。ウンパルンパは準主役ですね。
 作曲家は、ダニー・エルフマンよく知らなかったのですが、ティムバートンの映画では必要不可欠で、なかなかの才人です。色々と曲調を変え、ウンパルンパに唄わせます。コミック調あり、クイーンのようなロックあり、バーズのようなフォークロックあり、そして曲ごとにおかしなMTVチックなウンパルンパのプロモーションビデオ。
 面白いので、是非見て下さい。シザーハンズが好きなら、好きになりますよ。

チャーリーとチョコレート工場 [FF-5088] [ポスター]

チョコレート工場の秘密    ロアルド・ダールコレクション 2