小学校の人権集会

 3日間書いていないと、書きたい事が山ほどありますね、今日は雑記と、音楽、ごはん日記を僕のブログメインの全部ですが書いてみます。
 今日は、小学校で、人権集会がありました。子供と大人で人権について考えてみるという、良くあるやつです。僕たちも子供の頃よくやりました、その頃は、同和問題を取り上げる事が多くて、仲の良い友達が、同和出身者だったのですが、逆に暴いてしまい、寝た子を起こすような気分がして、とても嫌だったのを思い出します。後で、カムイ伝を読んで、抑圧や歴史を学んでから偏見を持たないようになりましたが、僕の印象では、子供は残酷な面を持っているので、授業の仕方次第では、偏見はいとも簡単に植え付ける事が出来るように思います。
 今日は、そんな授業ではなく、ハンディキャップについてのビデオや、カードや仕切りを使って自分に何を選ぶのか、どう考えるのかと言う事を考える授業だったので、徐々に変化している事に気付かされます。
 色々と言われる教育問題ですが、僕には今日の授業は間違っていないという印象を受けました。子供達にいきなりヘビーな問題を突きつけても、子供は大人の言う事を鵜呑みにするだけになる様な気がします。

 3時間目は、全校生徒が集まって、体育館で集会です。家の子が一言ですが、司会をして、無事に終わって一安心。みんなに聞こえるよう上手に言えていました。
 興味深かったのが、6年生の発表でした。世界の国々について、好きか嫌いかについてアンケートをとって、結果から、色々と考察をしていました。好きな国は3位「中国」2位「イギリス」1位「アメリカ」でした。嫌いな国は3位「中国」2位「イラク」1位「北朝鮮」と、世論と同じような結果になっていました。好きな国2位のイギリスは「ハリーポッターの国だから」「国際交流の先生の国だから」という所は小学生らしいですが。
 嫌いな国、北朝鮮拉致問題イラク戦争から、国と国が戦争する事や、けれども、人と人とは仲良くなれる事、日本が自分たちは嫌いではない事、でもただナショナリズムからそう思うのではなく、自分の国だからそう思う事、そして、靖国問題や、太平洋戦争の事もしっかりと知っていて考えていました。そして、世界の平和を願っていることを上手に結論づけていて、それまで、小さな子供や、親の無駄話で騒がしかった体育館が、静まり返ったくらいでした。
 小学生でも、考える事の出来る、戦争と平和の問題、それを複雑にしているのは、僕たち大人ではないのでしょうか?