ギターロックで、ラウドで、アングラで、そしてちょっとヤバくて、原初的 ボアダムス

 どうも、この小特集は、独りよがりで受けも悪く、極めて個人的な気もするので、とりあえず今回が最後ですが、このライブアルバム、この何日か取り憑かれたようにギターウルフと共にヘビーローテーションしています。聴いていると、このとんでもない原初エネルギーの発露に、やらっれぱなし。
 昔、友人達に1994年のベストアルバムとして、独りで盛り上がっていて、呆れられたことがありますが、今聴いてもすごい。そん時は「縄文時代まで遡ってから、2000年の未来にタイムスリップし、いきなり現代に甦ったような音楽」という評を書いたと思いますが、ガレージなのか、パンクなのか、はてまた、様式を無視したハードロックなのか、アバンギャルドなのか、フリーミュージックなのか、この、ヤマンタカEYEの、絶叫は、何なのか。こんなものがいきなり現われたので、面食らったことは、多分生涯忘れる事が出来ないでしょう。
 ジャーマンロックのような意味で原初エネルギーがプログレになるなら、これこそ、日本初のプログレッシブロック、原初的エネルギーという意味では、このバンド、間違いなくこの頃、ソニックユースにも(ボアダムスが前座をやっていた)勝っている。
 僕の勝手な思い込みだけど、90sのロックにとって、この頃のボアダムスのアルバムは全て最重要アルバム。

Wow 2