知っている人は知っているギタリストプチ特集。2 リチャード・トンプソン

 フェアポート・コンヴェンションのメンバーとしてあまりに有名ですが、達人ギタリストとしては、そんなに知られていないような気もするので、紹介です。というか、このアルバム好きなんです。プロデューサーは、あのミッチェル フルーム、素材の持ち味をうまく引き出すことの上手な彼らしい音で、きめ細かい粒のそろった音が、最高です。なんと言っても、この人のエレクトリック・ギターがスゴい。カントリー調だったり、ロックだったり、ジャンポールブレーリーも真っ青になるようなモダンさに溢れていたり、聴くたびに、「へェー、ホー」とため息つくことしきり、表現力があまたのギタリストと違いすぎる。僕は、自分のギターがそうだからなのかテレキャスター派なので、ストラトキャスターの音は、好きだけど、買いたい気がしないのだけど、このアルバムの、ストラトの音は、気持ちよすぎ、欲しくなります。

Rumor and Sigh