高校生の頃好きだった。ポリス ゴースト・イン・ザ・マシーン

 僕にとっては微妙な時代1980年代にプログレなアルバム有るかな?と悩んでいたのですが、1980年代のプログレ的つまり先進的な感じがした音楽を思い出していると、春の匂いがすぐそこ迄近付いているこの季節にぴったりな、このアルバムを選んでいました。
 音楽的に、このアルバムのどこがプログレちっくなのかは聞かないで下さい。アンディサマーズのコーラスの効いたギター、シンセの音、スティングのフレットレスベース、タイトなドラム、みんな知っていて特に目新しいものや、方法論はありません。
 でも、高校生の頃、シンクロニシティーよりも前のアルバムなのに、SF的で先進的な感じがしてスゴく好きで彼らのアルバムの中で一番聴いたアルバムです。ほぼリアルタイムで聴いて先進的な感じがしたと云うだけで選んだのですが、そのどこか近未来的でSFチックな、沢山の80sの傑作SF映画を思い出す様な音世界をプログレと後付けするなら、こんなぴったりなアルバムも無いと個人的には思うのです。そういえばデモリションマンという映画も作られましたね。でもね、その時思ったのがなんで「OmegaMan」で映画作らなかったんだという極めて個人的な小さな怒りを覚えたのです。(小さな思い入れだけど)

多分80sにはそれ以前それ以後というアルバムはあまり意味が無いのかもしれません。機材の発達と、そんな感じという音、メガヒットとポップカルチャーとイコンがないまぜになって、どれがプログレな音楽かわからなかった時代も珍しいと思うのです。
 ピーター・ガブリエルや、ポップ・グループ、苦手なテクノとかを選んだらそれなりに見えたかもしれませんが同時代にはそれらに先進的なものを感じなかったのも事実。

 同士は少なそうだけど、今でも、ポリスと云えばこのアルバムを選んでしまう僕です。
Ghost in the Machine