青山 お勧めスポット

 東京から昨日、帰ってきました。久しぶりの東京は、行った場所も関係しているのでしょうが、より、ファッショナブルになっていて、11年前のマーガレット・ハウエルのスーツを相変わらず着ている、田舎者にはまぶし過ぎました。

 さて、そんな田舎者が紹介する。青山のスポット紹介です。散歩には最高のスポットです。朝の9時から歩いたので開いていない店や、スポットが多かったのですが、神宮から表参道までの道のりは、懐かしくもあり、新しくもあって、楽しく歩きました。青山は学生時代以来だったので昔有った青山同潤会アパートとか、雰囲気のある建物スポットやアンティックショップとか古着屋が無くなっているのが寂しく、青山はそういう古さと新しさが同居している街だったのになという感想を持ちながら歩きました。

さて、青山スポットを行った順番に紹介です。
 

  • 青山スポット1 岡本太郎記念館です。
    • セドリで人気なのと、ちらっと読んだだけでとても刺激的な人なので、その芸術が好きかどうかより、パワーがスゴい人だなと最近になって知ったので、行ってみました。
    • 10時に開くのでちょっと待ってから入りました。アトリエを改装して記念館にした建物で、わかりにくい場所にあるのですが、庭にいきなり特徴的なオブジェがあり、太陽や、なんかよくわからない人間なのか何なのかわからないオブジェに笑ってしまいます。川崎にもある、犬の植木鉢がとってもカワイイです。思わず、ローライ35で撮りまくりました。
    • 中は、アトリエなので、狭いのですが部屋に入ると岡本太郎のレプリカが出迎えてくれます。等身大の、顔はシリコンでかたどったリアルな人形が目をひんむいて、爆発しています。吹き抜けのアトリエでは、作成途中の絵や、本当に沢山のキャンパスが壁に収納されていて、圧倒されます。ゴルフも趣味だったようで、「岡本太郎」と書かれたゴルフバックが3つ置かれていました。
    • 実は、愛媛のしかも家の近くで、明日への神話の復元作業が行われていたのですが、結局見れませんでした。それだけは残念でした。こんな楽しい美術館は他にありません。大お勧めです。
  • 青山スポット2 SEMPRE
    • 田舎とは比べ物にならない程、規模の大きいコムサ・デ・ギャルソンや、ポールスミスの店舗もあって、それらは見てもしょうが無いので見ませんでしたが、妻にお土産買おうと、インテリアショップに行きました。松山でもインテリアショップはあるし、特に遅れている感じはしないのですが、モダンな感じが、田舎より徹底している所がやはり都会だなとオバカな感想です。最近、質感が気に入っているフェルトのドイツ製の眼鏡ケースと、根っこみたいな一輪挿しを買いました。はやりの北欧の品物が多く、それがモダンな感じを醸し出しているのでしょう。中お勧めです。
  • 青山スポット3 *[ごはん日記]フランス料理店 レ・クリスタリーヌ
    • そうこうしているうちに、11時30分になっていました。骨董通りから少し外れた路地に入って歩いていると、長身の外人のフランス人っぽいおじさんが、蝶ネクタイをしめて歩いていました。多分その人の性格なのでしょうがこちらを見てちょっと微笑んでくれたので、微笑み返すと、その人の後ろにフランス料理店がありました。おじさんはその店に入っていったので、「ははん、この店のギャルソンなんだな」と思って、店の前のメニューを見てみると、ランチがデザート付きで1750円です。しかも、前菜のメニューが10種類、メイン料理が8種類、デザートも6種類もあって、豪華です。これで、1750円は安い。
    • 迷いましたが、店は11時30分に開店したばかりでまだ誰もいません。こういう所に入るのに勇気の要らない得な人間なので、入りました。席は沢山あるのですが、12時からの予約があるみたいで、ちょっと、調整で待たされましたが、日本人のギャルソンにも親切に案内されて、席に着きました。調度がスゴい雰囲気があって、「おー青山やな」という感じです。メニューを、フランス人のおじさんギャルソンが持ってきてくれて、僕は、前菜を本日の焼きたてキッシュとグリーンサラダ にし、メイン料理は、子羊のパン粉焼きを選び、デザートはリンゴのタルトを選びました。「飲み物は?」と聞かれたので、グラスワインをと言うと、グラスワインもメニューから産地が選べます。多分外れが無いのでローヌのワインにしました。
    • さて、料理ですが、キッシュが素晴らしかったです。白身魚のキッシュでしたが、固くもなく柔らかくもない絶妙な食感とさくさくしていて、けれどしっとりした生地と白身魚の味わいがスゴくマッチしていて、しかもローヌのワインに合います。いろんな所でキッシュ食べましたが、その全てに勝ちます。メインの子羊のパン焼きですが、これは、ちょっとソースの酸味が僕には好きになれず、合格点どまりでした。そして、デザートです。リンゴのケーキにクリームが付いて横にはリンゴのブランデー・カルバドスがついています。日本人のギャルソンが「ブランデーをクリームにかけて下さい、風味が増します。」と教えてくれました。そうして食べていると、フランス人ギャルソンが、「カルバドスはケーキにかけるのがフランス流ね」と言いながら、ケーキにそれこそドバーっとブランデーをかけてくれました。「おいおい酔うだろ」と思ったのですが。確かにこの方が美味い。うーん侮れないなフランス人。
    • 総合的には、とっても満足で、最高なランチでした。最後に、フランス人のギャルソンとお話をして、田舎から来た事や、その店の変ったお皿の事なんかおしゃべりしてお友達になれました。クッキーのお土産も頂きました。
    • とってもいい時間でした。web見るとディナーもリーズナブルです。ランチでもとっても楽しめます。
    • 行ったら是非、ギャルソン ジャン・リュック・ボーエさんとお話して下さい。とっても素敵な人でした。日本語も上手です。
    • 大大お勧めです。青山に行った際は是非行ってみて下さい。
  • 青山スポット 4 Spiral
    • 僕が、東京にいた頃からあったので、説明の必要が無い気がしますがアンビエントな空間は健在でした。人が少なければとても落ち着く場所なのでお勧めです。子供達が、大きな空気トランポリンで遊んでいました。田舎ならいっぱいだろうけど、驚く程少なかった。


その他には東京にいた頃良く行った青山の場所として今回は行かなかったけど、学生時代よく行った原宿の古着屋VOICEとかはまだ有るみたいですね。木造の内装は無くなっているみたいですが、僕のお洒落の入り口だったので懐かしいです。
それに、美術館ワタリウム、ここで、ヨーゼフ・ボイスの展覧会を見た事は生涯忘れる事が出来ないと思います。暴力的なのに美しい芸術を見ようと思ったらここです。
 今は、ナム・ジュン・パイク展をやっているみたいです。ナム・ジュン・パイクもすごく刺激的ですよね。世田谷美術館でのビデオ上映も忘れる事が出来ません。アバンギャルドって感じです。
 音楽が坂龍なので、僕的には行きたくないのですが、お勧めです。ナム・ジュン・パイクで人生変るかもしれません。

久しぶりに沢山タイプしたので疲れました。

神宮前や、渋谷の事も書きたいので、それはまた後日です。