日本映画とハリウッド映画

昨日の続きです。

この間、テレビでニコラスケイジの「コンエアー」を見ていたら、
変ということはハリウッドではそんなに問題ではないのかと疑問でした。


この映画の出演者は、めちゃめちゃな展開で誰一人自然な演技もせず、
個性で押し切っていて、「おいおい」とか「そんなんないやろ」
と突っ込みたくなる演技や話の展開の数々でしたが、突っ込みたくても
突っ込めない様な映画展開が、もはや批評は無意味という段階迄進んでいて、
変かどうななんて考えるヒマも無く終わってしまい。ある意味爽快でした。
ハリウッドの面白ければ良いじゃんという安易さがこんなに疑問無く普通に
有るのがスゴいと思ってしまいました。


変な感想ですが、日本映画の鼻につく「変さ」は身近な物であるのに対して、
ハリウッドのそれは、もはや奇想天外なところ迄発達してしまっているのかな?
なんて思いました。


15年以上も前ですが、松竹の株主優待券を友達からもらって黒澤明の「夢」を見たとき、
出演者達の演技の不自然さに、びっくりしたんですが、日本映画の文脈より、ハリウッドの
文脈で見たら理解出来る気もしたりして、