ちょとだけファンク特集2 グルーブのもとに集まれ ファンカデリック

 スライですっかりノリノリになってしまいました。というわけで、ちょっとだけ僕なりにファンク特集です。今日は、有名すぎるか?と思ったのだけど、聴いてしまったのだからしょうがないという事で、ファンカデリックの、One natio under a groove です。改めて聴くと、グルーブたっぷりのアルバムというよりは、ブラックロックの見本みたいに聞こえなくもないですが、ブラックミュージックのファンでも、ロックのファンでもこのアルバムを、楽しむ事ができます。グランドファンクレイルロードのようなアメリカのハードロックのような音になったのは少し謎ですが、カッコいいからそれで良しとしましょう。
 邦楽でよく聴く「みんな手をとりあって」というのはどうかと思いますが、抑圧差別を受け、排他的になっても良かったのに、そうならずファンクの下にはみな平等という思想でもって、ジョージクリントンは宣教師のようにファンクを流布しようと努めました。思想自体はオールドスクール・ラップなどが隆盛になり、時代の流れに逆らえず、残る事は出来ませんでしたが、僕等は、格好や政治思想アイデンティティ迄一緒にしないと聴けないような一部のラップと違い、いつでも彼らのグルーブの元に集う事ができるのです。

ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ