ちょっとだけファンク特集 エレクトリックマイルスはファンクとして聴いたらわかりやすい。

 今日は試験の発表があって、7月16日に書いたブログの試験の発表がありました。試験まで全然禁酒せず毎日お酒を飲んだり、試験前日も居酒屋風のお洒落な店で、さつま揚げをつまみながらイモ焼酎をロックで2杯飲んだ割には合格でした。
 去年受けた試験の合格発表の方がよっぽど嬉しかったので、特にお祝いや感激も無いのですが、記念で7月16日に書いたブログでは、エレクトリックマイルスだったので、今日はファンクなエレクトリックマイルスを聴いています。
 マイルス・デイヴィスを最初に聴いたのは、ありがちですが、カインド・ブルーでした。高校生だったのでモードという概念もわからずジャズだなという感想以上のものがなかったのですがハマったのはパンゲアとかアガルタを聴いた時でした。ジャズというより、ファンクに聴こえたので、J.B.やP-FUNKを聴いていた僕には、ジャズとしての分類よりも、黒人音楽としてのファンクとして聴く方がわかり易く、聴いていても全く違和感無く聴けたのですが、多くのジャズファンはそうではなかったみたいです。
 でもいわゆる、ジャズとロックの融合という、わかり易い概念よりは、共時的なファンクの渦がマイルスにも降りてきていて、それを具現化することでジャズの地平を拡げようとしていたような気がします。よく言われるようにただエレクトリック・マイルスはロックに影響されてサウンドが激変したというよりは、60年代のマイルスの音楽をもう一度聴くと、決して偶然の産物ではなく、このファンクなサウンドはその延長線上にある必然な音楽という気がしてなりません。
 うまく表現出来ないのですが、マイルスはこのようにファンクなアルバムを作っても自分はやっぱりジャズを演奏しているという事に微塵も疑いを持っていなかったし、それ以上にマイルスはブラックミュージックにおける前衛であるということに自覚的だったのだと思います。
 ファンクについて書くのは結構難しいな、なのでここ迄、
しかし、ピート・コージーのギターは何時聴いてもやっぱりスゴい。

パンゲア