ピーター・ハミル ソロデビュー フールズ・メイト 

 昨日は、古い携帯ではセドリするのにパケ死する可能性が強くなってきたので、2年以上ぶりに、携帯を替えました。なので、その機能を使える様にと必死でしたので、ブログ更新出来ませんでした。着うた使えるのがうれしくて、家からの着うたは、マービン・ゲイの"Stubborn kind of fellow" 会社からは、ザ・フーの"I Can't Explain"です。マービンゲイでは、一緒に「Say Yeah Yeah Yeah〜,Yeah Yeah Yeah」と唄ってしまいます。

 今日は休日でも天気も悪く、それに連休でもないので、家でおとなしくしていたのですが、「副業がんばらなきゃ」と、結局ブックオフに子供達も連れて繰り出したのですが、安く売れるものしか、有りませんでした。その帰り、テレビ局の近くにホールがあってそこで、ディスクマーケットをしていました。恒例の11月初めの松山ディスクマーケットですが、そこで開催されているとは知らなかったので、ついつい入ってしまいました。
 現金しか使えないみたいで、3000円以内にしなければいけないのがつらかったのですが、今度の土日も開催されているので、下見のつもりで見ていたのですが、いろいろあるな〜。ギルスコットヘロンのレアなレコードや、レコードで揃えたい、ドクタージョンや、XTCの変名バンド、デュークス・オブ・ストラトフィアのオリジナルUK盤(高い!!)なんかでさんざん迷ったのですが、1000円のイアン・デューリーと、ずっと聴いてみたかった、ピーター・ハミルのソロデビューアルバムがつい最近リマスターで再発された日本盤で安く売っていたのでそれにしました。

 それほど詳しい訳でもありませんし、いっぱい聴いている訳ではありませんが、プログレと言われるジャンルの中で、好きなボーカリストは、ロバート・ワイアットと、ピーター・ハミルです。日本では評価が低く、紹介のされ方として「ジョニー・ロットンが、ピーター・ハミルのボーカルを参考にした」が多かったように思います。そういう僕も、たまたまリンクのリンクでアクセスしたピーター・ハミルのホームページで初めて知り、聴いてから好きになったアーティストです。叙情的な感じと、歌詞なんかわからなくても、その詩を読む様に唄うピーターのボーカルが僕等を、不思議で懐かしい幻影の世界へと連れて行くのです。
なんか、西脇順三郎の「手」という詩を思い出してしまいました。

西脇順三郎 

「 手 」

精霊の動脈が切れ、神のフィルムが切れ

枯れ果てた材木の中を通して夢見る精気の

手をとって、唇の暗黒をさぐるとき

冬の花が延びて、岩を薫らし森を殺す

小鳥の首と宝石のたそがれに手をのばし

夢みるこの手にスメルナの夢がある

燃える薔薇の薮

フールズ・メイト(紙ジャケット仕様)