1000回聴いても飽きない、最高のファンクチューン Got to give it up

 本当は、ファンク特集最終回にこの曲をとりあげようと思っていたのですが、ちょっとこの曲を書くとすれば、ある奴を徹底的に、やっつけなければならないので、最終回にふさわしくないかもと、今日書きます。

 僕の神様、マービン・ゲイのファンクチューンです。この人語られているだけ語られている程の、サウンドクリエイター的要素の高いアーティストで、沢山の人達が、カバーしたのに、サウンドを大幅に変える事が出来ないアーティストの一人です。マービンのボーカルまでも、サウンドと一体化しているので、加工のしようが無いのではないかと思うのです。マービンのライブアルバムとしては、あのキラキラしたジャケットのアルバムの方が有名ですが、僕的には、マービンのボーカルが堪能出来るこのアルバムが個人的には好き。それにこの曲が、オマケというにはあまりにおいしすぎる特典で、ほんまに何度聴いたかわからない程です。
 どんな体調の時でも、自然に身体が動いてしまう程の、文句無しのダンスミュージックですが、1977年当時の大胆なシンセベースの導入や、後の打ち込みリズムボックスドラムに通じるような、単純だけど、グルーブたっぷりなドラム、ファンキーでジャジーなギターや、長いWhat's Going Onのような、かけ声、そしてマービンの唯一無比な多重録音ボーカル、語っているといくらでも語りたくなります。今日も生きてて良かったなと、しみじみ。(大げさか?)ほんとカッコいいな〜

 で、もう7年くらい前になりますが、ある日、この曲をカバーしている曲をたまたま仕事中の移動の時間車の中で、FMで聴きました。マービンと言えば最高のファルセットなのですが、その曲は、鳥肌が立つ程、気持ち悪い、地声で(ワンオクターブ低い)そして、東大英文学科卒業か何か知らないけれど、全く意味のない日本語連発のダサくてかっこわるい勝手な日本語歌詞、そして、前進が渋谷系というだけで、本当は音楽の事なんか何も知らない、グルーブのグの字も知らないようなボーカル。こんな人が音楽やってて良いのでしょうか?と首を傾げたくなりましたが、その時は、僕にとっては神様のマービンの曲を、冒涜どころか、完全否定されたような気がして、完全に頭に来て、車を止め「なにかんがえとんじゃー、おんどりゃー」と、(携帯持ってなかったので、とりあえず電話ボックスを探しましたがな)FM局に抗議しそうになりました。(いやーこう言う時にフォントサイズ変更、使えるな〜)しかも、こいつアメリカに住んでるかどうか知らんけどベリー・ゴーディーと仲良しになったらしく、そのつてで、この曲を吹き込んだと聴いて、余計に怒り爆発、国際電話で、ベリー・ゴーディーJrに「いつまで、マービンを苦しめるんじゃー」とかけたくなりました。とりあえず、「死ねオザケン、(フザケンでも良い、こちらの方が合っている)俺はいつでも、生卵持ってるからな、絶対合ったら投げつけてやる」と言う気分でした。この曲を聴くとその時の事が思い出されるので、こうやって過激に書いておくと忘れるかもしれないので、書きました。フー しかし、アマゾンのこのアルバムのレビューすらウザイ。オザケンの事しか書いてないじゃん、バカかこいつら。 

マーヴィン・イズ60

Live at the London Palladium