Electris Mud  散髪するマディーウォーターズ

 エレクトリックとは、マディウォーターズにとっては、散髪するくらいの事だったかもしれませんが、こんなに、ご機嫌で、ガレージやサイケ好きなら、まず確実にハマってしまう様な、60sサウンドがばっちり決まっている。このアルバムを聴くと、元祖ブラックロックと名付けてしまいそうです。
 昨日のモーズ・アリソンでブルースの事を考えていたら、このアルバムを思い出して、引っぱり出していました。御大、マディー・ウォーターズのブルースをエレクトリックにするという企画ですが、白羽の矢がたったエレクトリックギタリストはなんと、フィル・アップチャーチと、ピート・コージー、私これだけの情報で買いました。カーティス・メイフィールドとエレクトリック・マイルズが好きな人なら、まず買いな一枚ですが、さすが御大、ブルースは本物なので、どんなサウンドでも、OK。崩れるどころか、しっかりアバンギャルドな2人のギタリストを牽引しています。なので、この2人のギタリスト、好きなのは、その持っているブルース感覚や、グルーブ感なんだなと改めて納得。
 僕はそんなにデルタブルースに詳しくないのですが、マディウォーターズの唄は、マイクの割れる音まで、唄になって、ブルース感覚に溢れていて、まさに本物と言う感じ。マディは、デルタブルースの中ではB,B,KINGと並んで音源も多く、どれを買ったら良いのかわからないのですが、ロック好きなら、これから入門するのも良いかも。
 アマゾンのレビュー見ると結構悪口書かれているけど、僕は好きなんだけどな。この盤
Electric Mud