ジョニ・ミッチェル 

 なので、今日はレコードです。レコードでも大音量で聴くと近所迷惑ですが、レコードの好きなところの一つに、小さな音でも盤を針が走る音がかすかに聴こえ、それが、小さな音量を補完するというところが、子供の頃から好きでした。深夜にレコードをヘッドホンで聴いているだけで、怒る様な親だったので、こういう習慣がついたのかも?
 今日も深夜なので、小さな音で聴いていますが、そんなとき良く聴くのが、インナースリーブも美しい。ジョニ・ミッチェルです。多分エレピ(エレクトリックピアノ)や、ジャジーなベースとかが、何となくですが、70sのころよくイメージしていた「都会的なアスファルトに誰もいない、何も走っていない」(そんなイメージが何故か子供の頃から好き)を思い浮かべながら、ジンのロックなんか飲みながら、静かな時間を満喫するというちょっとした贅沢で、素敵な時間を過ごす事が出来るのです。この、アルバムはジャズを取り入れた加減が僕的には絶妙です。きっと、「ジャコがいないジョニ・ミッチェルのアルバムなんて」という方もいると思いますが、このアルバムが持っている場と間のコンポジションが良いんです。
 Sweet Bird で、泣けます。良い曲だな。
 レコの楽しみとして、インナースリーブを見ながら、聴けるというのもありますよね。このアルバムのインナースリーブは、写真としても素晴らしく、緑に写る水面にプールに浮かぶジョニが背面で浮いているように見えます。レココレでも連載している、ノーマン・シーフの写真です。ミュージシャンを数多く撮ったポートレイト写真家として有名かつ最高の人です。

 レコ楽しいので、最近書けなかったので、ちょっとブログで何日か続けようかな。

The Hissing of Summer Lawns