ノイズこそ音楽は反語か? SONIC YOUTH

100%

 タイトルは、思ってもいませんので適当ですが、
 栄えある、ローリングストーン誌ワーストボーカリスト 修羅な歌姫キム・ゴードンのボーカルと共に、このレコード一枚でヒットチャートに、これだけの雑音を送り込んだのは世界で初めてだろうと思うのです。しかも、それが、全てギターで作られたサウンドということに、今更ながら驚愕するのです。
 ノイズこそ音楽という反語は、パラドックスの定義に当てはまらない気もしないでは無いのですが、このバンドが、ハードロックや達人と呼ばれるギタリストを擁したバンドと比べても、全く遜色のないどころかギターの可能性を拡げたことや、誰も聴いたことがなかった唯一無比なエレクトリックな音響アンサンブルを聴くと、世界でも有数のギターロックバンドである事は疑うことが出来ないのです。
 
 
 リー・ラナウドの Wish Fulfillment の素晴らしい騒音
 100%のポップなノイズ Sugar Kane の脳を駆け巡るような
 音の分厚さ、Orange rolls のキムの修羅道

本当は、他のアルバムや、SYRシリーズについて書いてみたかったのですが、それ以前それ以後と言う意味ではこのアルバムや、Gooは重要な気がしたので書きました。

 この、アルバムジャケのポラロイドで撮ったような写真も好きなのですが、シングル100%のジャケが好き。好きなんで部屋の壁に掛けています。

Dirty