2006-04-18 恐怖のファウスト MUSIC 前衛芸術というのは、いつまでも同じスタイルで、書く、演奏する、もしくは描くという行為をしても、いつまでもアバンギャルドでいられるのには多分秘密などなく、無から有への裂け目を作ろうとする行為なのかもしれません。全ての芸術に共通な、美や、ノスタルジックな概念をプリミティブに破壊するその行為は、実は理知的な人間や計算でなければ出来ないもの。 この、アルバムにもそんなアバンギャルドなプログレが恐怖と共にパッケージされていて、僕をいつでも異次元に連れ去ってしまいます。