ホワイトアルバムと幸せな時間

 19時前に食事に行ったので家に帰ってから時間がありました。
 するとおもむろに、妻が「Yちゃんがビートルズを聴きたいと言ってたよ」と言うので、「そうなん」とそこで既に涙が出そうになったのですが、(ビートルズは涙腺にくるよね。)涙が出る前にすぐに僕の部屋に行き、息子と2人で、ビートルズを聴きました。僕の部屋でなければ、レコードを聴く事が出来ないからです。
 さて、それからが問題で息子が初めて聴くビートルズどれにしようかと思って悩んだのですが、そんな悩む時間がある前に聴いてしまえとこのアルバムにしました。
 ホワイトアルバムは小学6年生には早いかなとも思ったのですが、
 僕の息子です。きっとロックに免疫があると思うので、このモダンロックの総合デパートのような、このアルバムを聴きました。
 でも、息子は、今熱中している本があるみたいで、それを読書しながら、僕も読みたい本があったので一緒にベッドに腰掛けて読みながら「ディア・プルーデンスは良い曲なんだよ」とか、ブラックバードの弾き語りは、単純ではない事を話したりして、「これこそ、俺の求めていた人生なんよ」と感慨にふけりながら、過ごしました。
 なので、とっても幸せ。
 
 ただ、惚けてばかりでもいけないので、ちょっとした発見を一つ。
 ポールのミニマル的同じメロディをくり返すは、彼の特徴の一つでもありますが、このアルバムの
Why don't we do it in the road? という曲あまりに単純でそんなに好きでなかったのですが、イントロに、ポールの手拍子とリンゴのドラムでノッてから、曲に入るというカッコ良さに気付いてこの曲の良さに気付きました。

ザ・ビートルズ