バニラ・ファッジ

 ジャズを中心にしようと思っていた8月いきなり崩れました。


 ブクオフで、タダ券が貯まったので買ったCD、ライノの編集のベスト盤です。この手のサイケなジャケ見るととりあえず手に取るという習性があるので、完全にジャケ買い。こういうジャケ弱いんです。


 バニラ・ファッジというと、キープ・ミー・ハンギング・オン があまりに有名で、それ以外あんまし知られていない気がするのですが、ベック・ボガート & アピスのボガート (ベース)& アピス(ドラム)がいたバンドで有名だったりします。なので、演奏とっても巧い。巧い。巧いって3回も書いてしまいました。速弾ベース、と手数の多いドラム。後のハードロックの基礎になったかもしれないというサウンドで、僕の耳はこんなにイケてる初期の頃の音は完全にサイケとして聴いちゃいますが、多くの人は、後期の音を聴いてハードロックとして聴くんでしょうね。


 でも、エコーの効いたボーカル、ファズギターと、オルガン、重量級のドラムと、ブンブンうなるベースというと、ディープ・パープルを連想してしまいますが、このバンドの方が先のような気もします。(そのへん分らないけど)パープル苦手なんで、個人的には、俄然、バニラ・ファッジの方が好きだったりしますが、


 このバンド、このまま、活動を続けていたら、ハードロックバンドとして大成して、もっと違った評価になったかもしれません。でも歴史はそううまくは行きません。内部亀裂で解散したそう。来日したせいでしょうか、ジェフ・ベックと組んでからの方が日本では有名で、ベック・ボガート & アピスよく友達の家で聴きました。実はジェフ・ベックも苦手なので結局持っていません。うーん、好き嫌いが多いな。


 このベストに、ビートルズの Ticket to ride のカバーがあるのですが、サイケ度が、10満点中、9.8点くらいで最高です。これはかなりの聴き物です。これだけでも、買う価値有り。チョコレートウォッチバンドとか好きなら、絶対買いです。

 Psychedelic Sundae: The Best of Vanilla Fudge

明日から、帰省です。100km程度だけどね。
忙しくてなかなか出来なかったので子供といっぱい遊びましょう。