ドアーズ 2

 8月は、ジャズの月にするはずが、バニラ・ファッジのおかげで、すっかりサイケな雰囲気になってしまいました。

 今日は文学的サイケの王者、ドアーズの2枚組ベストを聴いて、覚醒しています。
ドアーズを聴くなら、村上龍みたいに、言葉を駆使して、カッコ良く決めたいところですが、いつもに増して頭の中がからっぽだったりするので、ロウファイな気分でドアーズをだらだら聴いてみました。だらだらした午後に後期ドアーズのジムモリソンの脱力系ボーカルがスゴく合います。


 すると、ファンからは悪名高い、ハロー・アイ・ラブ・ユーとか、大げさな、ストリングスがうざいと不評なタッチ・ミーなんかが、逆に新鮮だったりして、ポップバンドとしてのドアーズの魅力を発見したりして楽しかったりしました。


仕事で、車で走っているとき、FENとかを聴いていると、よくLAウーマンがかかっていて、ちょっとジムのボーカルが痛々しい感じがするこの曲が、なんで、かかるのかなと思っていたのですが、脱力系で聴くとこれがスゴく良いんだという事に気付いて、音楽の不思議さを思ったりします。



脱力系で聴く、ドアーズとしては、LAウーマンの他に、ライダー・オン・ザ・ストームも最高です。


ベスト・オブ・ドアーズ 2000 (2CDヴァージョン)