春のポリス 彼らは優等生だったのか?

喘息は明日には治りそうです。


最近、レコからCDに買い直している、ザ・ポリスです。


中学生から高校生の頃、とても、ハマりました。


高校の受験シーズンで、精神的にいっぱいいっぱいだったのですが、(中学生の頃は優等生だったので、進学クラスに入らなくてはならないという親からの重圧)ザ・ポリスを聴くのが唯一の息抜きでした。ただ、親の目や監視をくぐっての、ヘッドホンで深夜彼らの音楽を聴いていたので、その時の辛さも思い出します。まだ、ビートルズを知らない、ニューロマンティックを抜け出さない、お子様趣味な、中学生の洋楽人生だったのですが、彼らの本格的で、ネイキッドで、そして、郷愁をさそうメロディは、とても魅惑的でした。


結局、好きな事が一切出来ないので、2月くらいから、勉強が嫌になり、勉強しているふりをして、音楽ばかり聴いていました。(最後の方になると、親たちって、何故か無関心になります)高校受験はほとんどぶっつけ本番になり、結果は、進学クラスに入れませんでした。


こちらにも罪悪感はあるので、親達の涙を流して、責める姿は辛かったです。


それからの転落人生は、色々書いたので省きますが。


ザ・ポリスは優等生では無く、頭の良い尖った不良と言う感じがします。

メンバーそれぞれの演奏のディテールのスゴさは、レゲエが下敷きになっているとはいえ、歴史的ですらあります。


アンディ・サマーズの跳ねるリズムギター、スティングの、グイグイベースとロックンロールな甲高い声、そして、唄う完璧なバランスを持ったドラマー、ステュアート・コープランド。(こんな気持ちの良い、スネアと、ハイハットの音は聴いた事無かった)



また俳句です。メランコリックな気持ちを歌って、



春暮れる

          我が偽りと

                    親の涙


Outlandos d'Amour*