10分間ブログ

すっかり、ご無沙汰でした。
ブログ休んでいた間、コメントやトラックバックくれた方々有り難うございました。


副業が忙しくて、ブログ更新するのがおっくうになっていました。その分副業は
順調で、去年の12月、1月は小遣いどころか、ちょっとした副収入と言える程になりました。
ですが、何故か、2月は低調なので、大幅に売れない本を整理したり、商品管理のやり方を変えて
包装や、発送に時間がかからない様にしたのですが、そうした途端、1月ほどは売れなくなりました。
うーん世の中うまくいかないもんだな。


それと、ブログ更新や副業のせいで、家族とふれあう時間が少なくなっていたのも、悩んでいた事だったので、
色々と考えていました。それで、ブログをやめてしまうか。短時間だけでも時間を取ってブログ更新するか。
のどちらかを選択しなくてはなりません。


それで、一日10分程度なら、時間が取れるかもしれないなと考えて、今日久しぶりにタイプしています。


書く事は本当に山ほどあるのですが、
先週から娘がマイコプラズマ肺炎にかかってしまいました。咳がひどくて可哀相です。
医者からはあと五日間は安静にと言われました。上の子も幼い時に肺炎になった事があるので、
とても、長く治療がかかり、子供も親も体力を消耗して辛かった事を思い出します。
少しずつ、回復に向かっているので一安心ですが、まだ予断は許しません。


ここで、13分かかりました。今日はおしまい。

オルガナイザー ジェームス・ブラウン

 本当にまさかのニュースでした。

 久しぶりに書いたブログがこんな記事になるなんて。


半年くらい前に、死にそうにない有名人という話題を、友人達とメールしていて、
ミックジャガーかななんて意見があって、僕が「ミックは意外とインテリなんでそんなことない」という応酬していたら、やっぱりJBが死にそうにないかななんてコメントしてましたが、実際にこのニュースを聞いて「やっぱり彼も人間だったのか」なんて思ってしまいました。


 派手な夫婦喧嘩や、牢獄での生活やその時の逸話や、ゴッドファーザー的なイメージで、そちらの方が有名だったりして、一時期は、北島三郎と同一人物なのではないかという説が流れたり、いろんなイメージのある人ですが、音楽家としては、素晴らしいボーカリストでありながら、オルガナイザーとしてファンクを牽引していった実績があり、新聞ではソウルの帝王と書かれていましたが、ソウルミュージックだけではなく、彼以後のR&Bは彼がいなくては成立しないようなものになっていったのは周知の事実です。


 ヒッポホップはJBなくしては生まれなかったと思います。

それと、僕たち黄色人種にはわからないことなのかもしれませんが、彼の存在が多くのマイノリティの人達に勇気とリアリティあるメッセージを与えつづけていました。セックス・マシーンのゲロッパですっかりお茶の間に浸透している人の良さそうなおじさんとしてCMに出ていましたが、公民権運動のさなかには Say It Loud-I'm Black And I'm Pround と 「俺たちはブラックだ、そしてスゴいんだ」(意訳)と煽り、ウォーターゲート事件の時は、Open Up The Door I'll Get Myself と 「自分で自分の取りたいもの取れよ!」(意訳)と確信的に叫んでいました。きっと白人種の人達は彼に恐怖を覚えたでしょう。


JBが第三世界の大佐か将軍ならきっとクーデターで政権を盗っていたでしょう。実際、彼以上のファンクのオルガナイザーはいませんでした。そしてこれからも出ないでしょう。


 Cold Sweat なんか聴くと良くわかるのですが、彼のかけ声が指揮者のような役割を果たしていてバンドの演奏が統制されていて、メンバーの抑制された演奏が、緊張感として場に充満していて、目に見えないグルーブが粒子のようにその場に凝固しているような感じになり、JB独特のファンクが作られていきます。

 ファミリーのボスというイメージを持たれているみたいですが、実際のJBのバンドのミュージシャンは、オーディションで選び、メンバー変更も多くその上仕事をきちんとする為にメンバーに厳しい練習を課していました。


ですが、というか、だからなのか、メイシオ・パーカー フレッド・ウェズリー ブーツィー・コリンズ ジョン・ジャボ・スタークス クライド・スタボロフィールド その他、数多くのスタープレイヤーがJBのバンドから生まれました。

今日はボックスを聴いています。

冥福を祈ります。


でも、いればの話ですが、バロック調の天国の神様は今頃天国の門にいるJBを見て
「なんかうるさそうな奴が来たな」と煙たがっているかも知れません。


あっちの世界まで変えてしまいそうなのが怖い。


また一つジェームス・ブラウンの伝説ができるかもしれません。

Star Time

映画「太陽」 人間裕仁

12月は忙しいですねなにかと。
ほとんど2週間ぶりのブログです。


 今日は、連続で日曜が、仕事だったので、代休でした。
なので、久しぶりに1人で映画を見に行きました。


映画「太陽」


 この映画を見るのは、とても迷いましたが、アレクサンドル・ソクーロフの映画をリアルタイムで見る事が出来るなんてそうある事ではありません。なので、見に行きました。


感想としては、息が詰まる。という事を感じる、とても特異な映画でした。


この映画は、天皇 裕仁が戦争末期と敗戦期に、自分で降伏する事を受け入れ。そして神格を捨て、人間宣言をするまでの、過程を書いた映画なのですが、歴史的説明は一切無く、防空壕のような要塞と、敗戦後の、西洋的な部屋の中で繰り広げられる、とても、狭い人間ドラマが、見る者を、心の中で天皇という、悲しいまでに存在としてのイコンを感じながら、人間化していく彼の人間としての存在という、見てはならないものを、重苦しくも受け止める作業が必要で、江藤淳がしつこく言っていた、日本人に染み付いた、天皇制を、否応なく思いしらされたような印象を受けました。


見終わったあと、松山の繁華街にあった、小さな映画館なのですが、誰とも会いたくなく、誰とも話したくなくなりました。


ある意味、恐ろしい映画です。ハリウッドの映画と極端な反対にあるような映画なので、見るという事に根源的な自覚を持たなければなりませんでした。でも、疲れるというよりは、タルコフスキーのような、ロシアフォマリスムの影響を残した、ロシア映画に特有な映画というアート、絵画的ですらありました。見た事を忘れる事が出来ない、映画でした。


イッセー尾形の演技は、素晴らしいというよりは、まるで、裕仁が乗り移ったようでした。裕仁が、「あっ、そう」と、年賀の著名人を集めた野外の会で、何時も言っていたあの特徴的な口癖や、口を半開きにして、何か言っているのか、言っていないのかわからない唇の動き、不器用な動き。天皇の真剣な物まねをしたのは、彼が始めてなのかもしれません。


裕仁は、海洋生物学者でした。その事は小学生の頃、大三島の海洋博物館で知ったので、良く知っていたのですが、毎日のように、生物の標本とふれあい興じていた事は知りませんでした。只、映画の中で東京の空襲のB21が魚で、焼夷弾も小さな魚という映像は、僕には笑えない映像でした。


 最後に、桃井かおりが皇后として出てきますが、その演技も、自然で、日本映画の良心を見せてもらったような気がしました。


生涯忘れる事が出来ない映画の一本になりました。


監督が、何を伝えたかったのか?それは、太陽という表題にあるのかもしれません。


映画『太陽』オフィシャルブック

 

キッシュ、牛肉のオレンジ煮

帰ってから、休日なので料理を作りました。

定番になりつつある。キッシュ
今日は、具は白ネギだけ。
別にケチっているわけではありません。
白ネギをバターでよく炒めて、甘さを出して、冷やしてから牛乳とサワークリームと卵黄2個
加えるという、リーズナブルなファイリングですが、なぜかとってもフレンチな味がするんです。


それと、これも家の定番料理。牛肉のオレンジ煮

ちょっと霜降りな牛肉をオレンジの汁と、ヨーグルトに1時間程漬け込んでから、少しの水を加えて、煮れば完成。簡単で美味しい。

それと、これも定番。キドニービーンズ入り野菜スープ キドニービーンズ入り野菜スープ


ソーセージと、玉ねぎ、人参とカンズメのキドニービーンズと固形ブイヨンというシンプルなスープ
簡単で美味しいです。今日は入っていませんがトマトを入れるとイタリアンになるという、便利スープ


それと最後にワイン。試合負けたのでやけ酒ぎみです。勝っても飲むけどね。

これは、なんとルーマニアのワイン。ブルゴーニュと同じで、ピノノワールが使われています。
1200円と安くて本格的な味がするので。良く買います。

クロ・ビュザオ ピノ・ノワール

残念負けてしまいました。


今日は雨。
でも、愛媛FC今年最後のホームゲームなので、行きましたよ。


寒かった。


しかも、2対0で負けてしまいました。ぐすん


子供達も見たのですが。子供は元気です。
芝生のあるB席で観たんですが雨の中でもはしゃいでいました。


身体が冷えたので、試合観戦の後は、みんなで温泉に行きました。
道後が近いので、温泉はふんだんにあります。
そういうところはこの地方とっても得です。

のだめカンタービレ ベートーヴェン 交響曲 第7番

 今日の、のだめカンタービレもとっても面白く、のだめちゃんが成長していく、予兆があって、来週も楽しみな展開になりそう。


 ラフマリノフのピアノコンチェルト知らなくても、このドラマは音楽の勉強になるので、ブラスバンドに入っている僕の息子にも見せています。レベルの高い音楽でも、最後の基本は音楽を如何に真剣にそして、楽しむ事ができるか、という根本的なところに行き着くので、音楽は素晴らしいものなんだということを感じてくれたらなと思います。


僕は、中学生の頃にクラシック音楽からロックへ移っていった人間なので、偉そうなことは言えないのですが、クラシックのなかは今でも好きな曲はあります。ショパン英雄ポロネーズは、NHKのドラマで「ザ・商社」というのがあって、それで見ていて好きになりました。実はとっても大人な内容のドラマを小6で見ていたのは未だに何故か疑問なんですが、夏目雅子さんの迫真の演技と、山崎努のカッコ良さを今でも覚えています。


そんな感じで、クラシックと映画やテレビは僕の中では良く結びつきます。マーラー交響曲第5番ビスコンティの映画の中で使われあまりにも有名ですが、あの耽美的な美しさは忘れる事が出来ないでしょう。


そして、こののだめカンタービレで知った、ベートーヴェン 交響曲 第7番 

ベートーヴェンの中では、5番の運命や3番田園、6番英雄、9番合唱などニックネームがついていないので、イマイチ有名ではないそうですが、全編にわかり易いリズムと、完成された構成とメロディと、ある種のドイツ的な高揚感があり、ベートーヴェンの絶頂期に作られ、不評や理解されない彼の交響曲の中では、初演から受けたと言われているめずらしいものなのだそうです、一説には、モーゼルワインが好きなベートーヴェンが飲みまくって酔っぱらいながら書いたのではないかと言われている、楽しい交響曲です。

今日、仕事の車の中でこの曲をFMで聴いていても立ってもいられない気持ちになり、仕事帰りに、中古レコード店やブクオフで探しまくりました。


どうせなら、有名指揮者と有名オーケストラということで、CDでは7番は無かったので、レコードで入手。


ウィーン・フィルハーモニーと指揮はカール・ベームです。いやー俺でも知ってるという有名すぎる人達の、1972年の録音。


スゴいです。クラシックの神髄聴いてしまったような気分になれます。


ほぼ、25年ぶりくらいでクラシックのレコード買いました。700円と安かったけどね。


サイケと分類出来ない、独特なロックンロール  ヴェルヴェット・アンダーグラウンド

 サイケというと僕が高校生だった頃、ロッキング・オンなどでは、あの頃入手困難だったヴェルヴェット・アンダーグラウンドが筆頭に挙っていて、疑問にも感じていませんでしたが、今、サイケを聴こうという気持ちでこのバンドを聴くと、十把一絡のガレージパンクの世界ではなく


このバンドがいかに特別なバンドだったかを、今更ながら感じます。


ルー・リードの作曲の唄を聴くと、ニルソンと同じ様な古き良き50sからのアメリカンミュージックへのノスタルジックと、直線的なロックンロールへの憧憬が隠されていて、それが、どこ迄もシンプルにネイキッドになっても確実な存在として、僕たちの心を揺らすのです。


評価はあまり高くないけど、素晴らしいポップミュージックとしても聴けるベルベット・アンダーグラウンド最後のアルバム。


この後、ルー・リードは、ジョンやジョージが目指したロックンロールの表現の形を展開して行くようになるのです。

どこか、ジョンやジョージの音楽の生き方に通じるものがあると思います。


この、編集盤の ボーナストラック Ocean はあまりに美しく儚い夢のよう。

彼岸すら見えます。


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