YouTube で、いかしたガレージロックを探せ  4 13th Floor Elevators  エレクトリックジャグはゴン太君じゃなかった。

13th Floor Elevators - Your Gonna Miss Me

 ガレージロックの代名詞とも言える曲。


一番、興味があったのは、このバンド特有のあの「できるかな?」のゴン太君みたいなムヒョムヒョいう音の正体が何なのかということでした。


 結局、良くわからないのだけど、口をつけて吹くようにして音を出すもののようです。
エレクトリックジャグはゴン太君じゃなかった。ゴン太君はラテン楽器「クイーカ」という楽器です。違う事を知っただけでも、もうけ。



けれどこのエレクトリックジャグと言う楽器。
吹口は金管楽器のマウスピースのようでは無いし、口のすぐ横に金具の様なものも持っていますが、それが音程を作るものかというとそうでもなさそうだし。
何故エレクトリックという名前がつくのか?
逆に、謎が深まった気もしたりして、それで良いのかという気もしますが、知ってしまって「何だこんなものか」というのもつまらないし。
なので謎のままにしておきましょう。


 映像を、見ると、ガレージロックというと筆頭に挙ったりするバンドなのに、なんかフラワーな感じが全くしない、飾り気のないバンドと言う感じがします。THE SONICSにしてもそうなのですが、最初は自分なりのロックンロールを奏でていたら、サイケなガレージロックになっていたという感じなんでしょうか。

全然、媚びていない、ふてぶてしいメンバーも最高。

セットがトロピカルなムードを出そうと紙のヤシの木だったりしますが、
それらが、完全に無意味化するカッコ良さ。(ほめ過ぎか)


でも、音は相変わらず、ヘロインが注射針から血管に入って来るようなゾクゾクした緊張感。
最高っす。


ロックンロールは形ありきではなく、音ありきの証明をみたような気分。

YouTube で、いかしたガレージロックを探せ 3 The Monks

The Monks - Complication


古い映像を一見見るだけでは、普通に見えますが、よく見るとメンバーの
髪の毛がバチカン風に禿げてます。服も聖職者。中世聖職者をイメージしていますが、
そんな彼らが歌うのはロックンロール、その頃にはかなりきついジョークだったはず。



このバンドもナゲッツ等で有名。激しいサウンドと、80sニューウェーブに通じる
パンキッシュなインパクトを持った、人気バンドです。


格好のせいで、際ものバンドとして取り扱われてしまいがちですが、ミニマルな、リフレインの繰り返し、フリージャズを取り入れたり、リズミカルなオルガンサウンドは多くのフォローワーのヒントになった。実はとってもガレージロックでは重要なバンドだったりもします。

YouTube で、いかしたガレージロックを探せ 2 ワッキー出演?

今日は、ナゲッツでもおなじみ、THE SEEDS の Pushin'Too Hard


テレビなのか映画なのか不明ですが、なんかドラマ的な映像、


これにも、金髪グラマーちゃんが出てきます。
(誤解のないよう言っておきますが、加藤ローサは別にして純和風な美女が好きです。)


おかしいのが、あきらかに不快そうな、出演者の大人、御丁寧にも耳まで押さえちゃっています。THE SEEDSのエキゾチックサウンドのどこが不快なのか?


そしてこの若者&ヒッピー代表には無理がある、金髪おねえさんと背の高い鈍そうなお兄さん。おねえさんは、とっても微妙な踊りも披露してくれます。


そして、THE SEEDSのワッキーみたいなボーカル、当たり前だけど髪型が60sしてるな。
そして、この濃ゆい顔。つまりはマッシュルームカット+濃ゆい顔=ワッキーになるんだね。

YouTube で、いかしたガレージロックを探せ 1 THE PRETTY THINGS

 最近、YouTubeにハマっています。「遅せーよ」と言う声が聞こえてきそうですが、
パーソナリティーなんだから、仕方ないじゃん。


 今迄は、ソニックユースU2などの有名アーティストや、スターウォーズのパロディなんか見ていたのですが、プロモが多くてなんかわざわざ紹介する程のものではないなと思っていたんですが、
土曜に、そういや60sガレージパンクを探してなかったなと思って検索したら、スゴかった。
いやー出るは出るは、笑えるネタから、真面目なんだけどおかしいだろうというネタ、
そして、長年の謎が解けるお宝映像まで、出る出る。


 どっかんダイエットのキャッチコピーみたいですが、あまりの面白さに、徹夜しそうになりました。YouTubeのカウントが正しければ、全世界で数百人、数千人という人しか見ていない映像も有るので、一応貴重としておきましょう。


 さて、今日は、格調高き紳士の国?英国から、ザ・フーよりも先にロックオペラを作ったのでは?と言われている。THE PRETTY THINGSの60sガレージロックの名曲 Come See Meです。


 何が、笑えるかというと、ドラム君に注目です。
最初から、何かラリッたような動きが不審ですが、子ヤギさんを散歩させる金髪グラマー美女(何故ヤギ?)が目の前を横切ってから、悪ノリし始めます。美女のお尻をおいかけ、ギャラリーの女の子の中でふざけまくり。
一応演奏しているつもりなのか、シンバルは離さないのがミュージシャンとしての一分か?
でもすぐにクラップハンド。笑える笑える。


THE PRETTY THINGSというと、本格派で硬派なイメージだったのですが、こういう映像残していたとは。



面白いので、ちょっとYouTubeでガレージロックのプチ特集です。



ちなみに、このドラマーのアラン君、手持ちの資料が確かなら、この後68年のフランスツアー中にパリジェンヌと恋に落ちバンドを脱退。人の事言えんけど、やっぱり女好きだったんだね。


最近、スイーツも作っています。


今日は、リンゴとサツマイモのパイ。
1つ材料を入れ忘れたりしたのですが、なんとか形になりました。


パイ生地も自分で打ったのですが、もっと慣れれば美味しく出来るかもしれません。


バターも、生地も冷やして冷やす事です。もっと折った方が良かったかもしれません。


家族には、材料を入れ忘れたことで素朴な味わいになって、逆に好評でした。 (^。^)


日本映画とハリウッド映画

昨日の続きです。

この間、テレビでニコラスケイジの「コンエアー」を見ていたら、
変ということはハリウッドではそんなに問題ではないのかと疑問でした。


この映画の出演者は、めちゃめちゃな展開で誰一人自然な演技もせず、
個性で押し切っていて、「おいおい」とか「そんなんないやろ」
と突っ込みたくなる演技や話の展開の数々でしたが、突っ込みたくても
突っ込めない様な映画展開が、もはや批評は無意味という段階迄進んでいて、
変かどうななんて考えるヒマも無く終わってしまい。ある意味爽快でした。
ハリウッドの面白ければ良いじゃんという安易さがこんなに疑問無く普通に
有るのがスゴいと思ってしまいました。


変な感想ですが、日本映画の鼻につく「変さ」は身近な物であるのに対して、
ハリウッドのそれは、もはや奇想天外なところ迄発達してしまっているのかな?
なんて思いました。


15年以上も前ですが、松竹の株主優待券を友達からもらって黒澤明の「夢」を見たとき、
出演者達の演技の不自然さに、びっくりしたんですが、日本映画の文脈より、ハリウッドの
文脈で見たら理解出来る気もしたりして、

おめでとう 蒼井優さん

昨日。テレビ見ていたら、日本アカデミー賞の授賞式が流れていました。


最近見たDVDで、すっかり蒼井優さんのファンになってしまい。優ちゃん出ないかなと思っていたら。なんと、富司純子さんや桃井かおりさんを押さえて最優秀助演女優賞に選ばれました。バンザイー


最優秀助演女優賞に選ばれたのは、フラガールと幼い頃から習ったバレエのおかげとは言え 、変化自在な演技が出来るのに、ピュア(でも決して優等生すぎない)な印象の女優さんです。これからもどんどん成長して、映画女優としての道を歩んで欲しいです。


何度もぐふふと笑ってしまった。映画 亀は意外と速く泳ぐ をDVDで最近観たのですが、のだめ(上野樹里)目当てで見たはずなのに、蒼井優さんに釘付けでした。この浮気者という感じですが、演技の動きがとっても自然でキレイなんです。なんて言うのかモデルみたいなキレイさを見せるというより、歌舞伎のように動きで表現している(演技している)と言う感じがします。多分バレエを習っていたせいだと思いますが、こういう演技の自然さが、逆に新鮮だったりします。


 リリー・フランキーの「日本のみなさんさようなら」に「日本人は洋画には甘くて、日本映画には、辛口だ」と書かれていました。子供向け映画以外、ほとんどハリウッドメイドの映画を見ない僕には当てはまらないで、日本映画のほうに甘いのですが、日本人が日本の映画を見る時には、ちょっとおかしいぞとか変だぞと言うところが目につくんでしょうね。
多分それは、アメリカ人がハリウッドの映画を見る時も同じではないかと思うのですが、この間テレビで映画を見ていた時は、ちょっと、?という気分でした。それについては明日。